※Lilyへの愚痴記事なので楽しんでる人注意※
今日は!Unity記念日!!!!!
Arborという処理可視化アセットの使い方を理解しました。
本当に簡単な処理ならノーコーディングやスクリプト改変で書ける上、自前処理を細分して簡単に書けてしまうの神すぎます。
やっとUnityが自分のものになった気がします。これで自作ストラテジーゲームも夢ではなくなった…!夢を諦めなくていいんだ…!!がんがる。
あと、「Lily 白き百合の乙女たちS」というタイトルが百合っぽいゲームをちょっとやったりしました。
これ、ジャンル何かというとSRPGです。しかもレベルはステージごと固定、確率要素撤廃というはちゃめちゃに割り切ったゲーム。「FEヒーローズ」のコンシューマ版といえばわかる人にはわかりそうな。
3分の1あたりまで終わったのでファースト・インプレッションですが…結論から言っちゃえば「ゲーム性は図抜けているがほかが荒だらけ」です。
まずゲーム部分は文句なし。確率無用のレベリング不要というのは予想以上に快適でした。
このシステムのおかげもありとにかく調整が綿密且つできることが凄まじく幅広く、「無理だろこれ」がしっかり戦略を組めば解けるようになっているのはまさに極上のパズル。いい意味でアナログゲームっぽく、FEで言えば「新紋章」や「暗夜王国」に並んで最高レベルのSRPGと言っていいです。
ストーリーもどうも敵側にも事情があるらしく、正義と正義のぶつかり合いになりそう。いい意味で不穏で、期待が持てます。
…が、その他は正直かなり厳しめです。
まず百合テイストについてはかなり薄め。女の子同士がわちゃわちゃ楽しくしているのを見て百合だーってなる人ならいいですが、「アサルトリリィ」や「ラブライブ!」レベルでようやく百合みたいな層には激しく物足りません。
支援会話的なのもおまけ程度で、キャラ同士をゆりんゆりんさせる達成感も欠如。少なくとも百合ゲーではありません。
あとマスコットキャラクターが男だと明言されてます。それでタイトルLilyはなくないか。
世界観面もゲーム性が図抜けている代わりに犠牲になっており、「強くなってみんなを守らなきゃ!」的シナリオなのにレベルがステージ固定というのは違和感がすごいです。
装備が上位互換になってないのはたしかにゲーム性的には評価できますが、シナリオ型RPGとしてはどうなのか。
というかそもそもレベル上げや推し無双ができない時点でドチャクソに人を選びますよねこれ。一応救済措置はありますがいかにもフェニックスモード的な「救済ですよー」感がすごいほか「育成不能」という根本的問題点は解決せず、女の子に惹かれた層が楽しめるかは相当疑問。その分ハマる人はめっちゃハマりそうではあります。
あとUIは完全に落第。「暗夜」の問題点を引き継いでいるどころか悪化。敵フェイズで不動の敵にもカーソルが回るのもテンポを削ぎます。
総評として「女の子は疑似餌のガチガチ戦略シミュレーション」という類を見ない…というか時代錯誤感がすごいゲームです。たしかに昔は「パワードール」とかあったけどさー…。
たかがインディーズですらない同人作品にかなりきつい評価なのは自覚してます。してるんですが…いややる前滅茶苦茶期待してたんですよ。遊べる百合ゲーがついに!って。
正直百合詐欺要素で逆恨みしている部分はかなりあります。ふつーのシミュレーションだったら素直に楽しめただけにめちゃくちゃ惜しいです。レベル固定ならロボットモノシミュレーションのほうがよかったのでは?
そんな感じでした。いやー自己嫌悪自己嫌悪…。